仕事の帰り 絶対にありえないだろう確率で 同じ電車に乗っていたらいいのに 電車を降りて改札口に向かう 絶対にありえないであろう確率で もしかしたら 改札で待っていてくれたりしたらいいのに

後悔はない 両手では数えきれないくらいのしあわせをもらったから 両手では数えきれないくらいの切なさのかわりに しあわせひとつは 切なさふたつぶん

とっても 大きくてまんまるの 冷たそうで美しい月の 出ている晩に とっても 大きくてまんまるの あったかそうで優しい月の 画像を送ってくれたね 同じ月 見せてくれて ありがとう

窓越しの朝日が外の木を通して ぴかぴか ちょっとこっち見て 元気あげるから って言ってる いってらっしゃい

眉をひそめる人たちは 愛することのあの気持ちを忘れた人たち 好きになるのに 歳は関係ない

｢おやすみ｣は もう家に帰るからね っていう意味 だから 今日も自分から「おやすみ」を言う

街なかで可愛いチビちゃんを連れた家族 見ると切ない わかっていても 切なさが込み上げてきてこころが泣く 本当のあの人は チビちゃんのおとうさん

晴れて一面のスカイブルーに 可愛い雲があちらこちらに散らばっているのが好き 夕暮れ時の 空がうっすらと赤く帯になってるのが好き 夜の深い深い群青色の中に 月の光に照らされた雲がくすんで見えるのが好き 空は繋がってるのなら 私の好きなあの人からも見…