小さな気持ち

せつない気持ちを詩にしてます。共感してもらえたら。インスタはこちらhttps://www.instagram.com/littlehappiness_2

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

におい

いつもくんくんしては 安心してたあなたのにおい わたしがくんくんするたび あなたはクスクス笑って でもなんだか いつだってとっても優しいにおいで それはただただあなたのにおい 甘い甘いあなたのにおい それにいつも引き寄せられてわたしは 花粉に埋もれ…

お互いに

私たちはお互いに 必然性をもって求めあっていたんだ 私たちはお互いに なにか一部分が欠けていたんだ そこに孤独が 毎日のすこしの孤独が あまりに沁みていたものだから それを埋めるために 長いこと一緒にいたんだ

前髪

あなたのその 少しくるくるしてる かわいい前髪を そうっとそうっと撫でているうちに わたしはどんどん安心してきて しあわせのうちに 眠りにつくのでした

風が

あまりに強く風が吹きすさぶものだから あまりに強く風が横顔に当たるものだから 急にとても不安になって もしかしたらあの人が 私の手の届かないところへ 飛んでいってしまうんじゃないかと もう二度と会えなくなるんじゃないかと 恐ろしく心配になった

希望

朝起きて 降りそそぐ朝日のきらめきが そのあまりの綺麗さが 胸を一撃 あなたへの思いで身体が満たされ まだ私のこと好きでいてくれるかなんて まったくわからなくても あなたは今日も 元気でいてほしい

飛行機

あの飛行機に乗って どこかへ行こうよ このまま2人で一緒に 着の身着のまま 何も持たずに そしてなにもかも捨てて 私たち このまま2人で一緒に あの飛行機に乗って

安心していいよ

俺、何もなくなっちゃったな って言ったけど そんなのはね あなたの大事な一部分かもしれないけど あなたの全てではないの だから安心していいよ あたしが好きなのは もっともっと本質的なところだから

日々

お腹の中に重くて黒い塊が ずしずしと息の詰まるような 小さな幸せを感じる余地もないほどぎちぎちで そんな日々も どうにか カレンダーの数字が ひとつずつひとつずつ増えていくごとに 重くて黒い塊は少しづつ少しづつ溶解され 小さな幸せを感じられるよう…

そこはかとなく

一緒に大きなしゅうまいを食べて なんだかケラケラ笑って 一緒にベンチに座ってコーヒーを飲んで なんだか2人でのんびり 一緒に古着屋さんで古着を見て お兄さん負けてよーって言ってみたり 一緒にブラブラと歩いたの手を繋いで それでタバコを吸うのを隣で…

手の大きさをおぼえてる 手のかたちをおぼえてる 指の長さや爪の形 私は右手であなたは左手 つなぐ時はいつも

まぶしい光の中に 吸い込まれそうな光の中に いつでもちゃんと見ることができない光は いつも私を誘惑するけれど いつか目が眩んでしまうのもかえりみず その光を見ることができたなら まぶしい光の中にいるあなたと もう二度と離れないように しっかりと手…

確かなもの

大輪の美しい花の 花びらが1枚づつはがれ落ちて 真ん中に花芯が残っているように 少しづつ傷つくことで 心のまわりのそれはそれは繊細で薄い膜が 1枚づつはがれていって それでも中心のところには 強くて確かな愛情の塊が 誰にも知られずにちゃんと育ってい…

バイバイの時間

バイバイする時の空の色で季節がわかる もう真っ暗だねって 笑ってバイバイするとき だんだん日が伸びてきて まだこんなに明るいよって やっぱり笑ってバイバイするんだ いつも同じ ちょっとだけ 24時間もある一日の中の わずかに切り取られた幸せの時間 そ…

記憶

一緒に歩いた街の その時の空気や雰囲気も全部覚えてる とってもいいお天気の アーケードの屋根越しに透ける日差し 公園のベンチの暖かさ 雨の日に 傘をさしても濡れる2人の肩と回された腕 薄曇りの空の中 溶け込む高層ビルと面倒くさそうな車の流れ 一緒に…

身体を包む空気が なんとなくモヤモヤしてきたら 春が近づいてるしるし ヒンヤリした空気の香りの中に 甘いような優しい香りがしたら 春が近づいてるしるし もしかしたら 一歩だけ 前に進めるかもしれない

疑心暗鬼

周りのみんなはさ 私たちのこと知らないから ホントかどうかもわからないような つまらないウワサを いちいち教えてくれてさ その度にね 頭の中では「それってウソだってば!」 って聞こえるんだけどさ 疑心暗鬼という小さな鬼さんが心に近ごろ住んでてさ 小さ…

せんなき事

もっと早くに出逢いたかったって 何度も言ってくれたけど それはせんなき事なのだよ 壊してしまえば 一生一緒にいられるものを

となりに

昼下がりの やわらかい光のなかを ひとり歩いて となりにあなたがいたら どんなに楽しくて幸せであたたかい気持ちになれるだろうかと もう決して叶わない空想をするのです あの時は贅沢なほど幸せだったんだね

目を閉じて見えるもの

目を閉じてみる なんでかな あなたの顔はなんだかモヤモヤ もっかい目を閉じてみる 感じるのは 繋いだ手の感触やちょっとした仕草だとか あとはあなたの温もりだとか

奇跡

例えば 私とあなたが出会ったことは 日本の人口が1億5500万人とすれば 奇跡のようなもので 世界の人口が77億人とすれば その確率たるや!

気がつかなかったよ

もらったペンダントさ 前にさ 見せてくれたアレ 俺これ買ったんだよって言ってたやつの隣にさ あったやつだったんだね 会えなくなってから 気がついちゃった

ガードレール

そこにあるガードレールは みんなにとっては 何の変哲もないただのガードレールに見えても 私にとっては あの日の大切な思い出がつまったガードレール

夜に

夜に窓の外の群青色の空をみながら とりとめもなく かんがえる 今なにしてるのかな 私はね 君のことを思っているよ そして 君も私のことを思ってくれたら その瞬間 星が光る でもまだそれを見たことないんだ

羽根

とても繊細でとても綺麗な羽根があります あの人がいつもいつも愛でてくれて美しくあったその羽根は 今ではもう愛でては貰えず 濡れそぼってしまった羽根のように 美しさをなくしてしまっているのです

小川

ちいさな小川の流れが そよそよ そよそよ いい匂いのそよ風だとか あったかい陽の光だとか そんな誘惑にも負けないで そよそよ そよそよと 流れ続ける うらやましい限りです

思い出というもの

思い出というのは不変的だ 思い出すとおなかがじんわり暖かくなるような 優しくて心地よい思い出を たくさんもらったのです 不変的だからいいな 気持ちは変化していくものだから

あるとき胸に開いた小さな傷は 修復を繰り返しながらも 決して完全に閉じることはなく その傷はどんどん大きくなっていって 気がついた時にはもう どんなに頑張って笑ったとしても もうどうにもならないのでした

なにもかも

なにもかも 失ったっていいやと なにもかも 受け入れられる覚悟はあるからと 思っていたのは それもこれも全部 私だけだったみたい

夜のにおい

夜のにおいは特別 夜には会えない私たちが なんとか頑張って 夜の空気の中で会ったときの くすぐったくて緊張する 私たちにとっての非日常が醸し出す夜のにおい

この道を

この道をまっすぐ行けば あなたのおうち この道をまっすぐ行けば あなたに会えるかも この道をまっすぐ行けば まっすぐにまっすぐに