小さな気持ち

せつない気持ちを詩にしてます。共感してもらえたら。インスタはこちらhttps://www.instagram.com/littlehappiness_2

わたし

あの頃のわたしも 今のわたしも 全部同じわたし 未熟だったあの頃も 少しだけ大人になった今も 全て愛すべきわたし このわたしを作りあげてくれた これまでの出会いと別れと経験を 大切に抱えていよう

思い出の断片

雨が降る 濡れたスーツの匂い ふたりで入る大きな傘 濡れないように抱き寄せるあなたの腕 雨の日には そんな何気ない思い出の断片が 優しくぼんやりよみがえる

不完全の空気

雲と夜とが完全に混ざりあわない 空が完全な藍色で包まれる前 人々が行き交う雑踏の中 ビルの間で立ち止まる 空を見上げて そのあまりにも不完全でせつない色合いに やるせなさが押し寄せる そして涙がひとすじ頬を伝う

まっすぐに

迷いがない そんな強い心で 迷いがない 真っ直ぐな瞳で 他の誰にも負けないほど強く だけどそれは外からは見えず 静かな心の奥にあるものは どんどん透明で大きくなっていた

ぽろり

君がくれたものは あまりにもたくさんで 私の手から溢れてしまう 君が残してくれたものは あまりにも優しくて 私の心が幸せで溢れてしまう きれいで優しいから 私はぽろりと泣いてしまう

となりに

胸が張り裂けそうな この夜に わたしはそっと窓を開ける ふわりと 優しい風が吹きこんで となりにあなたがいるような そんな気がした そしたら月がこっちを見てた

本来のもの

わたしらしくあるために 本当のわたしに戻るために わたしは自らの手で扉を閉じて 鍵をかけた

天を仰ぐ

天を仰ぐ 眩しいほどの青い空 少し湿気を含んで重たい暑い空気 なにもかもが素晴らしい 初夏の太陽が眩しくて 過去の全ては奇跡の集まりで 君を思う綺麗な気持ちだけは持ち続けようと もう一度天を仰ぐ

あなたはなにも

あなたはなにも 悪くない ただただ 純粋に あの人のことが 好きだっただけ ただただ まっすぐに あの人を愛しただけ

心安らかに

心安らかな日々を ゆっくりとゆっくりと 静かに穏やかに 心安らかな日々を ゆったりとゆったりと 波が立たないように 心安らかな日々を ざわざわと心が落ち着かない そんな日々はもうたくさん

理由

なぜ神様は私たちを引き合わせたのか なにか理由があるはずなのだけれど 到底わたしにはわからない 一生懸命考えても これっぽっちもわからない わかったら教えてください

正解

どれが正解なんて 誰にもわからない 正解みたいな正論みたいな たくさんの素敵な言葉で溢れてる だけど どれが正解なんて 誰にもわからない だからいつでも自分を信じていよう 眩しすぎる言葉は難解なものです

きらきらの

君のその透明なきらきらした気持ちは 本当にうらやましい 濡れたまつげに宿るその純粋な気持ちが 周りをはっとさせる それをみてわたしは思わず 背すじを伸ばしてみる

The light

光がさす方向へ 光が指し示す方へ そっちに進めば正解なんだと そんなふうに正しい方へ導いてくれる力があるのならば こんなふうに悲しみが訪れないのだろうか こんなふうに後悔しないのだろうか こんなふうに泣かないですむのだろうか

前を向いて

前を向いて 顔を上げて そしたら周りがよく見えるから 前を向いて 顔を上げて 君の素敵な笑顔を見せて 前を向いて 顔を上げて 君は自由なんだよ

無理なんだ

もうこれ以上は無理だよ 好きでも愛していても ままならないとか そうゆうことが きっと世の中には溢れているんだ

泣き虫さん

涙がとまらないのは あなたの心がとても優しいから 涙がとまらないのは あなたがいつだって与えてやまないから 涙がとまらないのは あなたという人間が素晴らしいから わたしはそんなふうな あなたのこと すごいと思うよ

雨の音

雨の音が聴こえる 雨の音は静かにそっと悲しみを連れてくる 雨の音が聴こえる 雨の音が静かにそっと柔らかな胸に刺さる わたしは雨のしずくの中に その悲しみをひとつづつ閉じ込めて 数珠のように繋げて透かしてみた わたしは胸に刺さった音を使って 優しく…

あなたにしっかりくっついて ぎゅっと手を握って眠る とくとくとくとく あなたの速い鼓動が 薄い皮膚を通して伝わる ふたりの呼吸と鼓動が だんだんと同じリズムになって わたしたちは同じ舟に乗って 知らない場所へ漕ぎ出してゆく

大丈夫

あなたはきっと大丈夫 あなたはきっと真っ直ぐに前だけを見て そして自分のために進んでゆける

奪われるもの

あなたと会う度に わたしの心が荒んでゆく 別れるその刹那に あなたはわたしのかわいい気持ちを奪ってゆく そしてあなたが見えなくなったら わたしの身体は途方もない寂しさと後悔で満たされて どうしようもない寂寥感に苛まれるのです

ありがとう

ありがとう ありがとう 君の大切なものをありがとう 教えてくれてありがとう 全身全霊でうれしくて ほんとにほんとに ありがとう

みんな同じ

人は誰しもそうやって成長してゆくんだ 時々は そこはかとない絶望感に押しつぶされそうで 時々は この上ない満ち足りた幸福感に包まれて 人は誰もがそうやって成長してゆくんだ しばしば もう生きていけないと思うような悲しみにくれ だんだん 悲しみが薄れ…

かわいい感情

あなたの好きなものって わたしも好きなの 変かな 好きなんてきっとそういうものだよね いいんだ わたしが満足してるんだもん

ゆれる

ゆれる ゆれる 心がゆれる 平常と非常の狭間で 心がゆれる ゆれるゆれる 心がゆれる 誠実と不実のすきまに 心がゆれる いつまでも どっちつかずで ゆらゆらゆれる

この夜を越えて

この夜を越えたら 新しいわたしになるんだ 情けないわたしともお別れするんだ この夜を越えたら 新しい自分になるんだ 今までのことなんかすっかり忘れて この夜を越えて そして新しい明日を迎えよう 愛すべき自分になろう

ぐうぐう

自分が想像しうる範疇を超えてしまったら 全く見当もつかないんだ そんな時は 無理して想像してネガティヴになるより 寝てしまおう ぐうぐう眠ってさ 起きたらそんなことはすっかり忘れて また君にメッセージを送ろう

偉大なもの

大きな大きな 全てのものを包み込んでもなお 余りあるその あたたかく大きな胸に包まれ ちっぽけで卑屈なわたしは 全てを無にして きれいな身体と気持ちになって ただただ静かに目を閉じる

本当の君

本当の君はとても弱い 強いと思ってたけど 本当の君は私よりもとても弱い だから選べなかったんだよね 私はずっと我慢していたんだ 私は強くみえたのかな 甘やかしちゃった

過ち

人は同じ過ちを繰り返す 傷つけ傷つき 離れては求め合い 許しあう 人は同じ過ちを繰り返す 同じ道を二度とは辿らないと誓う 振り返るとまた同じ道を辿っている 人はかくも弱き生き物で なんと頼りないのだろうか 強くなりたい