小さな気持ち

せつない気持ちを詩にしてます。共感してもらえたら。インスタはこちらhttps://www.instagram.com/littlehappiness_2

それさえあれば

いちばん大切にしているのは ダイヤモンドみたいにぴかぴか光るこの気持ち これだけは一番だって自信があるんだ だから何があったってなくさないんだ それさえあれば それさえあれば

願い

会いたいな 会いたいよ 小さな願い事は届かないまま 投げてみても そのまま帰ってくるだけ そんなのってつまんないな

選択

あなたの心の声を 聞こえないフリをし続けるか 眠れない夜を癒えるまで 日々乗り越えてゆくか どちらを選んでも 痛みがともなってしまうんだ それならどっちを選ぼう どちらを選んでもツラいんだ それならどっちを選ぼう こんなにも愛してしまっているのに

正しいこと

そう決めたんなら大丈夫 君は君のことを信じればいい 間違ってないよ だってずっと考えてたんでしょう だから大丈夫 間違ってないよ

夏の陽射し

どうにもならないから それならと 外にでた 照りつける陽射しに 一瞬たじろぐ 物事は進んでゆく きっといい方へ

きみのこと

きみはすぐにどこかへ飛んでいってしまうから シャツの後ろをしっかり掴んでおこう きみはすぐにわたしを置いていってしまうから きみの小指とわたしの小指をかわいいリボンで結んでおこう きみはすぐに忘れちゃうから きみの手のひらにわたしの名前を書いて…

潔い空

美しい潔さで満たされた このきれいな空を きっとあの人も見ているだろう わたしの瞳には このきれいな色が写っていて あなたはわたしの瞳の中に 潔い覚悟を見るだろう

夏の曲

綿菓子みたいな雲を 譜面にのせて できあがったら ぽろんぽろんと奏でてみる 雲は音になり繋がり 夏の曲になった ゆっくりと優しい夏の曲に

言葉

ああ まただ 心にもない言葉で 君を傷つけちゃったね 心とは裏腹な言葉で 君にかまって欲しかったんだ 同じことばかりして 呆れられちゃったかもね でもそれは 君への愛が大きすぎる所以なのです

地球

この地球上には たくさんのたくさんの生き物がいて だからあたし達は 砂のひと粒くらいの存在なのだけど その小さな小さなひと粒ほどのあたし達の せわしない日常で この地球は生きているんだね

感情

君のなかの その小さくて柔らかな感情を そっとそっと育てて 誰も邪魔できない その小さくて光を放つ感情を それは君の大切なものだよ 誰がなんと言ったって それだけは譲れない 君の大事なものだからね

優しさの素

ぽつ ぽつ と 日々の中での光るものが 胸の中に落ちてきて重なる それはじわじわと発光し 柔らかな熱を放つ あたたかくて優しい それは私に前を向かせ 優しい気持ちにさせる素

ため息

ため息が次から次へ 無意識のうちに 意思を持ったなにかのように とらわれた心はどこへも逃げられず 黒い色に染まるのを止められない 底なし沼から出ることも叶わず ため息だけが逃げてゆく

幸せの音

遠くから音が聞こえる それはようく耳を澄まさないと聞こえない 目をつむって集中する 遠くから優しい音が聞こえる それはとても綺麗な色を持った そしてきっと幸せを連れてくる音

原理

静かに終わりが来た それでも地球は回っている 小さな個人の事情や感情など全く無関係に 誰かが星になる瞬間にも またほかの誰かが誕生し そうやって地球は回っている そんなふうに均衡を保ちながら 宇宙の力はすごいね だからわたしも委ねてみよう そしたら…

からっぽ

からっぽ なにもかもがなくなって なにかを入れてみようとするけど 底のない器のように するする抜け落ちてしまって なにひとつ入れられない からっぽ そこには幸せの種が詰まっていたのに すっかりこぼしてしまって あとにはなにも残ってなくて ただそこに…

七夕

ふたりを隔てる川に 星のきらめく川に 今夜は橋がかかるんだよ 離されてしまったふたりが 綺麗な橋を渡って逢えるんだよ わたしたちも 今夜は隔てるものがなく 抱き合えたらいいのにな わたしの涙が星になって集まって あなたに届くといいのに

そっと

だれにも渡したくない だれの元にも帰したくない ここにいて欲しくて こころがこんなにも泣いているのに 声がでない 言葉にならない だからそっと あなたの肩にふれた

あるべき場所

高いところから低いところへ 水が自然と流れてゆくように なにもかもが 本来のあるべき場所へと さらさらと静かに流れてゆく 気がつくとちゃんと あるべき場所ですましている

器用と不器用

きみはとても器用で なんでもとても上手にこなしてしまうのに なぜかわたしの取り扱いについてだけ きみはとても不器用なんだ そしてわたしはそれを 少しだけ残念に思うんだ

ともすると

ともすると その絶望感にも慣れてしまって ともすると もはや対処する必要性も感じないのだ わたしは深い深いあおの海の真ん中に たった一人で立ちつくしている どうしてよいのかわからずに ただわたしの脚に穏やかな波がそっと触れる わたしの深く傷ついた…

夕立ち

夕立ちに紛れて 大声で泣いた 誰にもみつからないからと 夕立ちに紛れて 心をさらけ出した 心のすべてを投げ出した 遠くでどおん と 雷が鳴って 初めて素直になった

雨の日の憂鬱

七月の始まりは雨 「しちがつはふみづき」 泣けばいいのに泣けないから そんなことを呟いて どうにかこうにか気をそらす 雨の日には 思い出がむせかえるほど色濃く香り 気持ちの置き処に苦労する 泣けばいいのに泣けないから 悲しみを綴ってみた こんな日は 何…

シュワシュワ

あたしの心を持っていったでしょ かわいい笑顔でさらっていった ぽっかり空いちゃったそこに クリームソーダみたいな炭酸が シュワシュワと弾けっぱなしで どうしても落ち着かないから そろそろあたしの心を返してよ

雨のおと

目を覚ます 雨の音が聞こえる しとしとと柔らかく その心地よい音に もう一度目を閉じる 乳白色したその音は わたしの身体をゆっくりと包み わたしを守る殻となった

幸せのみつけ方

日々の感情の機微に敏感でいること 自分の心や気持ちを労るということ ひとりの時は素直でいていいんだ だれの声も聞かなくてもいい 自分の声だけ聞いて そしたらきっとみつけられる

信じるものたち

たくさんのものを信じている きみの真ん中にあるこころ 言葉 周りにあるたくさんの色 寝ている子供たちのかわいいほっぺた 反抗の裏にあるとてつもない優しさ たくさんのものを信じている そして信じてやまない自分

月のちから

ひとりぼっちでとぼとぼ歩く 静まり返った湖に お空の月がうつっている 泣きそうなのをこらえてとぼとぼ歩く 静まり返った湖の周りを 湖面に浮かぶ月はまん丸で そうか 今日は満月か お月様の力を借りてとぼとぼ歩く 冷たくて優しい色した湖の反対から ゆっ…

気持ち

わたしの気持ちが たぷんたぷんと 揺れて落ち着かない それは ざぶんざぶんと 水が激しく波打っているように わたしの気持ちが そわそわと ひとつに定まらない それは あちらこちらと 旅人が道に迷っているかのように

ぎゅっと

なるべくなるべく 心が苦しくならないように わたしはぎゅっと目をつむる なるべくなるべく 心が不安にならないように わたしはぎゅっと目をつむる ぎゅっとつむった目を開けるとき 目の前に広がっていたのは 一面グレーがかった景色だった